1．展覧会趣旨 ～｢小コレクター運動｣ゆかりの作家たち～

　このブログでは、～「小コレクター運動」ゆかりの作家たち～　というテーマで、ブログ上でささやかではありますが展覧会を開催します！

　「小コレクター運動」は、美術品の熱心なコレクターとしても知られていた美術評論家、久保貞次郎が中心となって行われた活動です。

　この「小コレクター運動」には2つの目的がありました。1つ目は、1人3点以上の美術品を所有する人のことをささやかなコレクターという意味で「小コレクター」と名付けることで、一般の人々が気軽にコレクターを名乗り美術を世の中に浸透させることです。そして2つ目の目的として、この運動によって無名の作家の活動も支援するというものがあります。

　このブログでは「小コレクター運動」を通じて久保の支援を受けた作家たちを代表して、

　　瑛九(えいきゅう)

　　北川民次(きたがわたみじ)

　　靉嘔(あいおう)

　　吉原英雄(よしはらひでお)

　　池田満寿夫(いけだますお)

　　オノサトトシノブ

という6人の版画作家の作品を順次紹介していきます。

　「小コレクター運動」から世界に羽ばたいた作家たちの版画作品を、ぜひお楽しみください！